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いよいよ開幕!前年度パ・リーグ優勝のソフトバンクと前年度3位のロッテの開幕戦を振り返る

約1カ月のオープン戦を経て、開幕した日本プロ野球。今回はソフトバンクとロッテの試合をピックアップ。前年度リーグ優勝のソフトバンクは、新たにMLB帰りの上沢直之を獲得し戦力を補強。一方、ロッテもMLBドジャースに移籍した佐々木朗希の代わりにFAで石川柊太を獲得。オープン戦で猛アピールした西川史礁は見事開幕1軍の席を獲得した。両者の激突、開幕戦を制したのはどちらのチームか、振り返っていく。トップ画像出典/Pixabay

아이콘 왕국 아이콘KING GEAR 편집부 | 2025/04/11

有原・小島が安定の立ち上がり!投手戦の予感

3月28日、みずほPayPayドーム福岡で行われたソフトバンク対ロッテの開幕戦。ソフトバンクは2年連続で有原航平、ロッテは3年連続で小島和哉が務める。両投手とも開幕戦の緊張感の中、有原は三者凡退、小島は先頭バッターの周東佑京にいきなり2ベースヒットを打たれ立ち上がりからピンチを招く。しかし、2番近藤健介を見逃し三振、3番柳田悠岐を初球ショートゴロ、4番山川穂高をライトフライで打ち取るなど、落ち着いたピッチングを披露し、無失点で切り抜ける。2回も有原は簡単に三者凡退で抑え、小島もランナーは出すもののその後を抑え無失点で抑える。

試合が動いたのは3回裏、先頭バッターの9番谷川原健太がフォアボールを選び出塁。周東が倒れるものの、近藤がフォアボール、柳田ファーストゴロで2アウト1・3塁となる。山川は初球、外角の変化球を逆らわずライナーで右中間へ運び1点先制。そのままソフトバンクが主導権を握るかに思われた。

有原、パーフェクトピッチからまさかの乱調!大量6失点

試合中盤、有原は引き続き凡退の山を築く。攻撃では新加入のダウンズがフォアボールで出塁し、続けざまに2塁へ盗塁を敢行、見事に成功し俊足っぷりを発揮したがこの回はあと1本が出ず無得点で終わる。5回表、先頭の4番ポランコをこの日初めての三振で抑えると、続く佐藤都志也をセンターフライ、ネフタリ・ソトを見逃し三振で抑えて5回までパーフェクトピッチングを続ける。5回裏、ソフトバンクの攻撃、2番手の中森俊介から柳田がヒットで出塁するも、続く山川が三振、正木智也が初球を打ってショートゴロとなり追加点を奪えず回を終える。このまま最少得点で試合が進むのかと思われたが、まさかの展開となる。

6回表、7番髙部瑛斗が1ストライクから左中間へ2ベースヒットを放つ。パーフェクトとノーヒットノーランがついえて気落ちしたのか、続く上田希由翔からもライトオーバーの2ベースヒットを打たれる。連鎖は続き小川龍成、ルーキーの西川にもタイムリーを打たれ2失点。1アウトを取るも藤原恭大にライト前にタイムリーヒットを打たれ2失点。とどめは佐藤に真ん中に甘く入った初球をジャストミートされる。目の覚めるような大飛球にライト近藤は1歩も動かず見送る。この回打者1巡の猛攻をうけ、大量6失点で試合をひっくり返される。

追加点を重ね、ロッテが大勝で開幕戦を飾る

ロッテは中森が6回裏のソフトバンクを3者凡退で抑えると、7回表も続投の有原を再び攻めたてる。先頭の髙部が再びヒットで出塁。3塁への盗塁に成功して1アウト3塁の状況で小川がまたもタイムリーを放ち1点追加。2024年最多勝利投手の有原を7回7失点でノックアウトした。8回表2番手の津森宥紀もロッテの勢いを止められない。先頭の藤原にフルカウントから左中間へ2ベースヒットを打たれる。続くポランコを追い込むも、センター前にはじき返され得点を許す。この後満塁のピンチとなるがどうにかこの1失点でこの回を抑える。8回裏、ソフトバンクは今宮健太の犠牲フライで1点を挙げるが反撃もここまで。小刻みな継投でソフトバンクの強力打線を抑えたロッテが12安打8得点で開幕戦を制した。

5回までパーフェクトピッチだった有原を、立ち直る暇も与えぬ怒涛の攻撃でノックアウトしたロッテ打線。継投などベンチワークの差も出たように見えたこの試合、波乱の開幕戦となった。

DAZN『プロ野球ハイライト ソフトバンク VS ロッテ 3/28』
配信日:2025年3月28日(金)

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