
開幕3連敗のヤクルト初勝利なるか!ヤクルトVS広島戦を振り返る
2025プロ野球が開幕したが、開幕戦から3連敗の東京ヤクルトスワローズは、神宮球場で広島東洋カープとのホーム開幕戦を行った。ここではファンの前で初勝利をあげられたのかを、ハイライトでお届けする。※トップ画像出典/Pixabay

ヤクルトが先制するも広島が逆転に成功
ヤクルトはここまで2021年以来4年ぶりの開幕3連敗を喫して、打線も22イニング連続無失点とスタートダッシュに失敗。対する広島も1勝2敗と波に乗れていない。両チームともこの試合は悪い流れを断ち切るべく勝ちたい所だ。
ヤクルトは山野太一投手が先発。昨季は二軍で好成績を残し、一軍でも主に先発で14試合に登板。防御率6.08と苦戦はしたものの、貴重な経験を積んだ。今季はさらなるレベルアップを図り、ローテーション入りを確実にしたい。一方の広島は大瀬良大地投手が先発、昨季は開幕から安定した投球を続け、6月に球団史上5人目となるノーヒットノーランを達成。自身3年ぶりに規定投球回に到達し、リーグ4位の防御率1.86をマークした。今季もローテーションの柱としての活躍が期待される。
1回表広島の攻撃、山野は広島の1番二俣翔一をショートゴロ、続く矢野雅哉をファウルフライ、小園海斗をぼてぼてのファーストゴロに打ち取り、簡単に3アウト。上々の立ち上がりを見せる。対する1回裏ヤクルトは大瀬良の立ち上がりを攻め、先頭打者の赤羽由紘がセカンドへの内野安打で出塁すると、1アウト後、3番サンタナはフォアボールを選び1アウト1・2塁の先制のチャンスを迎える。ここで4番オスナが泳ぎながらもライトへタイムリーヒットを放ちヤクルトが幸先よく先制した。先制された広島2回表、早速同点のチャンスを迎える。4番堂林翔太がレフトヒットで出塁、2アウト後ファビアンがレフトへライナーで飛び込む2ランホームランを放ち、ヤクルト山野は思わず天を仰いだ。広島がファビアンの一振りでヤ1-2広と逆転に成功する。
粘るヤクルト、同点に追いつき延長戦を制する
3回以降、山野、大瀬良両投手は立ち直り、両チームともチャンスメイクできず無得点で迎えた6回表、広島がまたも得点のチャンス。矢野が見逃し三振に倒れた後、小園がセンターへのヒットで出塁、堂林も空振り三振に倒れ、2アウト1塁の場面でバッター末包昇大の当たりは、ファビアンと同じ場所へ飛び込む2ランホームラン。広島がダメ押しの2点を追加し、ヤ1-4広と点差を広げる。
広島の中継ぎ陣を攻略できずにここまで1点のみのヤクルトは8回裏、この回から登板のハーン投手を攻める。先頭打者のサンタナがサードへのぼてぼての内野安打で出塁すると、続くオスナが右中間を破るツーベースヒット、さらに代打の中村悠平が7球粘りフォアボールを選び、無死満塁の絶好のチャンスを迎える。その後2者凡退で2アウト満塁となるが、ここで古賀優大の当たりはサードの頭上を抜けるレフトへの同点タイムリーツーベースヒット。ランナー3人が帰ってヤクルトが同点に追いついた。延長戦に入り、10回表の広島はヒットと敬遠で1アウト満塁の追加点のチャンス。しかし堂林がセンターフライ、今日ホームランを放っている末包がショートゴロに打ち取られ無得点、絶好のチャンスを逃してしまう。押せおせムードのヤクルトは10回裏、またもオスナが左中間へツーベースヒットを放つと、岩田幸宏の送りバントはフライとなり1アウト。山田哲人は敬遠で1アウト1・2塁と一打サヨナラのチャンスを迎える。ここで丸山和郁の当たりは1・2塁間を破るライト前へのサヨナラヒット。ヤクルトが延長10回裏、劇的なサヨナラ勝ちをおさめた。これで連敗ストップのヤクルトが1勝3敗、同じく広島も1勝3敗となった。
DAZN『プロ野球ハイライト ヤクルト VS 広島 4/2』
配信日:2025年4月2日(水)
※기사내의 정보는 전달 시점의 정보입니다