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【J1第7節】ともに今季1勝で2つ目の白星を狙うC大阪と浦和―両チームの熱意が死闘を繰り広げる

2025年3月28日、ヨドゴウ桜スタジアムで「セレッソ大阪 vs 浦和レッズ」の試合が行われた。C大阪は、開幕戦以来となる今季2勝目を目指す。対する浦和も、C大阪と同じく今季1勝止まりで2勝目を渇望している。2つ目の白星が手に入れるのは、はたしてどちらのチームだったのか、振り返っていく。※トップ画像出典/Pixabay

아이콘 왕국 아이콘KING GEAR 편집부 | 2025/04/10

スタメン大幅変更のC大阪と固定の浦和、流れはどちらに傾くか

C大阪は今季第6節終了時点で1勝2分け3敗。開幕戦でガンバ大阪を5対2と快勝して以降、白星が5戦連続で遠ざかっている。前節の横浜FC戦では今季3敗目を喫したことに加え、開幕から続いていた連続得点も5でストップした。自慢の攻撃力は、すっかり影を潜めている。連敗を避けたい今節は、前節からスターティングメンバーを5人も変更。今季初のスタメン起用となったのは、GK福井光輝とDF登里享平。GK福井は、町田ゼルビアからの移籍後初出場初スタメンとなった。DF登里は34歳のベテラン。豊富な経験値でチームの流れを変えることができるか。

対する浦和もここまで今季1勝。それでも第5節のファジアーノ岡山戦で初白星を挙げたのち、第6節鹿島アントラーズ戦でも引き分けと、チームの流れは悪くない。これまで2失点以上した試合がなく、安定感は今季も健在だ。スタメンも第5節の岡山戦から、3節連続で同じ11人が名を連ねた。決定機で1点をつかみ、その1点を守り切る戦法で2勝目を狙う。

試合開始直後約120秒でゲームが動く、主導権を握ったのは?

試合開始直後、C大阪はハーフウェイライン付近からDF登里が長い縦パスを放つと、ペナルティエリア左で待ち構えていたFWチアゴ・エドゥアルド・ジ・アンドラーデへ、いとも簡単につないだ。それを見たFWラファエル・ロジェリオ・ダ・ハットンが、すぐさまゴール前へ切り込むと、ドンピシャの位置にクロスが上がってきた。流れ込むような勢いで右足を押し込むと、そのままゴールネットを揺らした。試合開始わずか2分と、電光石火の攻撃でC大阪が先制。FWラファエルハットンは、3月2日のアルビレックス新潟戦以来となる今季2ゴール目を記録した。

このゴールで見事だったのは、今季初スタメンのDF登里の縦パスだった。相手DF5人を一気に抜くロングパスが決まったことで、浦和守備陣はゴール前に頭数をそろえることができなかった。加えてFWチアゴアンドラーデ、FWラファエルハットンの両外国人も、迷いのない動きで攻撃を披露したことで、芸術的な1点がC大阪に入った。その後もC大阪は前半、ロングパスを活かした攻撃を中心に果敢にゴールネットを狙う。怒涛の攻めに押され気味の浦和は、GK西川周作の体を張ったプレーが目立ち、追加点を許さないまま前半は終了。C大阪1点リードで試合は後半戦へと突入した。

怒涛の攻撃を見せるC大阪に必死の守備をみせる浦和―試合終了直前にドラマが…

後半もC大阪は攻撃の手を止めない。ロングパスが目立っていた前半とは一変、短いパスを多く繋げる攻撃で果敢にシュートを放つ。浦和はGK西川を中心に、必死の守りでゴールを守り続けた。少しずつ流れが浦和に傾き、73分にはファウルの判定になったものの、FWチアゴ・サンタナがクロスをヘディングシュートでゴールネットを揺らした。1点は幻となったが、攻撃的な姿勢は徐々にC大阪守備陣を脅かしていった。82分、浦和に歓喜の瞬間が訪れる。右サイドで細かいパスをつなげ、ペナルティエリア付近まで押し上げると、MF松尾佑介がゴール前へゴロ性のクロスを上げた。そこに待ち構えていたのは、MF原口元気。しかし、C大阪のGKとDFによる2人がかりのブロックでMF原口は倒され、ボールに触れるのが精いっぱいだった。

奇跡的に、その後ろに浦和のMF渡辺凌磨が位置していた。無人のゴールを前に、あとは流し込むだけだった。試合終了直前、起死回生の同点ゴールが決まり、浦和が試合を振り出しに戻した。ゴールを決めたMF渡辺は、第2節京都サンガ戦で負傷交代し、それ以来となる復帰戦だった。帰ってきたアタッカーが、ここぞという場面で結果を残してみせた。試合はそのまま終了。開始2分で先制したC大阪だったが、開幕戦以来の白星があと少しのところで、その手から滑り落ちてしまった。一方、浦和は終盤の粘りでなんとか黒星を免れた。今季2勝目はならなかったものの、3試合連続で負けなしを継続している。

DAZN「明治安田J1リーグハイライト視聴 C大阪vs浦和:第7節」(2025年3月28日)より
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