
ロッテが昨季王者に開幕2連勝!延長戦を制した試合を振り返る
前日の開幕戦は、5回までパーフェクトに抑えられていたソフトバンクのエース有原航平を6回に捉え、一挙6得点。勢いに乗りたいロッテの先発は新外国人のボス。一方、なんとしてでも開幕カード負け越しを阻止したいソフトバンクは、大関友久が先発。延長までもつれ込んだソフトバンク対ロッテ(みずほPayPayドーム福岡)の第2戦をハイライトで振り返る。※トップ画像出典/Pixabay

3回裏、近藤の犠牲フライでソフトバンクが先制
大関とボスの投げ合いで始まった、開幕カード第2戦。初回大関は、すべてのアウトをフライで取り三者凡退。その裏、1番周東佑京が内野安打で出塁すると、すかさず初球から盗塁。しかし惜しくもアウトとなる。2回裏、今宮健太がヒットで出塁し2アウト1塁でリチャードを迎えるも、外への変化球にバットは空を切り空振り三振。そして3回裏、海野隆司のライトへの当たりに西川史礁がダイブ。捕球できずボールが転々とする間に海野は3塁に到達し、今季初安打が3ベースヒットとなった。その後、近藤の犠牲フライでソフトバンクが先制に成功。4回表ロッテの攻撃。先頭の西川が2ベースヒットで出塁する。一打同点の場面で4番のソトを迎えるも、高めのつり球に空振り三振。思わず大関も吠える。
試合中盤はホームランの打ち合いに
5回表、先頭のポランコの打球。打ち取ったかと思われたがフラフラとセンターに上がった打球は浅く、周東が懸命にダイビングキャッチを試みるも追いつけず、その間にポランコは2塁に到達した。2アウト1・3塁となって迎えるは1番岡大海。大関の投じた高めのストレートを捉え、レフトスタンドへと一直線。逆転の3ランホームランとなった。その裏、海野と近藤がヒットで出塁し迎えたのは3番柳田悠岐。初球を振りぬき、打った瞬間ホームランと分かる当たり。右中間への3ランホームランで、すぐさま逆転に成功した。だが、ソフトバンクのリードは長くは続かない。6回表、この回から大関に代わってマウンドを託されたのは杉山一樹。ソトに低めのストレートを捉えられ、左中間へと運ばれるとあっという間に同点となった。
ソフトバンクはサヨナラの決定機を逃し、延長戦へと突入!
その後、両チームともランナーは出すもののリリーフ陣が踏ん張り点を与えず。9回裏、2アウトからフォアボールでダウンズが出塁し、さらに盗塁成功。ロッテのキャッチャー田村龍弘の悪送球によってダウンズはさらに3塁まで進塁した。一打サヨナラの場面で迎えるのは、今年期待のかかるリチャード。しかし、外の低めに決まったスライダーに空振り三振。ピッチャーゲレーロと田村はガッツポーズ。リチャードは思わず苦笑いを浮かべた。
決定機を逃したソフトバンクは、続く10回表にピンチを迎える。この回からソフトバンクはオスナに代わり藤井皓哉がマウンドへ。この回先頭には、代打・上田希由翔。2023年ドラフト1位でロッテに入団。昨季はケガもあり2軍生活が長かったが、今季は与えられたチャンスで結果を残したい。そんな上田はレフトへのヒットで出塁し、吉井理人監督の期待に答えた。ここで上田には代走・和田康士朗が送られる。送りバントで2塁に進み、ロッテは勝ち越しのチャンス。ここで打席に迎えるのは本日ホームランを打っている岡。藤井の投じた3球目のカットボールにうまく合わせ、ライトへのタイムリーヒット。ロッテがチャンスを活かし、勝ち越しに成功した。その裏も、益田直也に3人で抑えられたソフトバンク。開幕第2戦目、延長となったこの試合は5-4でロッテが勝利した。先発した大関は、5回82球4安打3失点。対するボスは、5回96球8安打4失点だった。守護神、益田は今季初セーブ。打っては、岡が4打点と大活躍の試合だった。
ソフトバンクは、ホームでの開幕でまさかの2連敗。明日の試合、3連敗は避けたいところだ。
DAZN『プロ野球ハイライト ソフトバンク vs ロッテ : 3/29』
配信日:2025年3月29日(金)
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