
延長戦を制したのは西武か日本ハムか!西武vs日本ハム第2戦を振り返る
昨シーズン、パ・リーグで惜しくも2位となった日本ハムと6位で今年こそは捲土重来を誓う西武との一戦だ。開幕初戦は、0-2と日本ハムの勝利に終わったが第2戦は西武の巻き返しとなるのか。西武ライオンズの本拠地、ベルーナドームで迎えた注目の開幕3連戦の第2戦目をハイライトでお届けする。※トップ画像出典/Pixabay

先制点は日本ハム!
日本プロ野球開幕2戦目、ベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ vs 北海道日本ハムファイターズ。西武の先発投手は渡邉勇太朗、対する日本ハムは加藤貴之を起用した。
1回表、日本ハムの1番打者・万波中正が初球を捉え、センターレフト間にフェンス直撃の2塁打を初回早々に放った。1回に1点を失った西武・渡邉だが、その後は150km/hを超える投球で日本ハム打線を翻弄。3回表は打者3人を三者凡退に抑え、力強く安定したピッチングを見せた。3回裏、西武の攻撃の2アウト走者なしの場面、サード方向への痛烈なヒットを放った長谷川信哉が1塁へ出塁。その直後、今季初盗塁を決めるも続く打者が援護できず、得点に繋がらなかった。
4回表、3番・レイエス、4番・野村祐希が連続ヒットを放ち、1アウト2塁3塁と日本ハム追加点のチャンスを迎えると、5番・郡司裕也がレフトへのタイムリーヒットで1点を追加。日本ハムが2-0とリードを広げる。
反撃の狼煙を上げる西武
6回裏、2アウト1・3塁と西武は逆転のチャンスを掴む。選手会長を務める外崎修汰が、高めのボールを叩きセンターを超えるタイムリーヒット。3塁ランナーのタイラー・ネビンがホームに帰還。西武はこの回1点を返し2-1と日本ハムに迫った。7回表には、ノーアウト1塁の場面で日本ハムの上川畑大悟が投球を捉えるも、セカンドが走者を抑え1アウトののち、1塁へ送球。こちらもアウト判定となりダブルプレーで一挙2アウトとなった。先発投手の渡邉はこの回で登板、この試合7イニング27打者5安打、1四球0死球4奪三振2自責点という成績でマウンドを降りた。
8回表、渡邉に代わり甲斐野央がマウンドに立った。ノーアウト1塁の場面で、和製ベーブルースの異名をとる清宮幸太郎と対峙するも見事三振に沈める。同回、2アウト満塁の窮地に陥るも、日本ハム代打・吉田賢吾をショートゴロに打ち取り危機を脱した。8回裏、3番手のピッチャー杉浦稔大が登板。ノーアウト1塁の場面で変化球で翻弄し打者を三振に沈める。しかし、4番中村剛也にライト前ヒットを許し1アウト1・3塁。続く西武ルーキーの渡部聖弥が、レフトへタイムリーヒットを放ち2-2の同点に追いついた。この貴重な同点打がプロ初安打となったルーキーの表情には自信と喜びが溢れていた。
その後外崎を空振り三振に抑え、杉浦から河野へ投手交代。きっちりと西武打線を抑え8回を終えた。同点で迎えた9回表、西武は甲斐野から平良海馬へリリーフを繋ぐ。粘る投球で8球を投げ上川畑を三振に抑える。フォアボールで出塁した走者を牽制球で警戒しつつも、続くバッターを三振に抑えこの回を無失点に抑えた。繋いだ1イニングのうち2奪三振という成績で、抑えのウィンゲンターへ。9回裏、日本ハムの投手リレーは5人目の福谷浩司へ。セカンドゴロやフライに打ち取り、三者凡退の活躍を見せた。
延長戦を制したのは日本ハム!
試合は2-2のまま延長戦に突入。10回表日本ハムの攻撃で試合は動いた。西武のクローザー・ウィンゲンターは、先頭打者のレイエスを三振に抑え、続く野村をレフトフライに打ち取った。しかし、続く郡司にツーベースヒット、矢澤宏太に内野安打を許し2アウト2・3塁に。続くバッターの上川畑が、センター方向に抜ける勝ち越しのタイムリーヒットを放ち3-2と日本ハムが再びリード。10回裏、日本ハムは抑えに投手・田中正義と捕手・伏見寅威のコンビを起用。西武打線を三振、セカンドフライ、サードフライに打ち取り三者凡退でゲームを締めくくった。延長戦にまでもつれ込んだ熱戦を制したのは日本ハムだった。
『ALL ONE』西武新監督がスローガンに込めた思い
今年のスローガンを『ALL ONE』と定めた西武ライオンズ。今シーズンより指揮を執る西口文也新監督は「野球はチームスポーツだと言われていますが、一人ひとりが個々の能力を高め、チームに還元することで勝ちにつながるという想いを込めたスローガンです」と語る。開幕戦、思ったようにスタートが切れていない西武だが、白獅子が牙を剥く日も遠くないはずだ。
DAZN『プロ野球ハイライト 西武 VS 日本ハム 3/29』
配信日:2025年3月29日(金)
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