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【J1第8節】“東京ダービー”は激闘の末にドロー決着! 神戸はエリキの決勝ゴールで降格圏脱出

明治安田J1リーグ第8節が、4月2日に“水J”として一斉に開催。鹿島以外の上位チームが勝利したことで、2位以下で繰り広げられていた大混戦が首位にまで広がった。一方最下位の新潟は今節も福岡相手に黒星を喫し、今季未勝利が続いている。今回はそんな第8節の試合結果をまとめつつ、「東京V vs FC東京」「横浜FC vs 神戸」の2試合を振り返っていこう。※トップ画像出典/Pixabay

아이콘 왕국 아이콘KING GEAR 편집부 | 2025/04/09

第8節(4/2開催分)試合結果

第8節に行われた試合結果は下記の通りとなった。広島に敗れた鹿島は勝利した町田と勝点16で並び、得失点差によりかろうじて首位をキープ。川崎Fと広島は勝点を14に積み上げ、トップ2チームを勝点2差で追っている。今季好調スタートだった湘南は3連敗で、当初の勢いはいまだに回復せず。下位に低迷していた神戸と名古屋は降格圏脱出に成功し、代わりに横浜FCと横浜FMといった横浜の2チームが沈んだ。

4/2開催

・東京V 2-2 FC東京
・川崎F 2-0 湘南
・横浜FC 0-1 神戸
・新潟 0-1 福岡
・名古屋 2-0 横浜FM
・京都 1-1 柏
・G大阪 0-1 町田
・C大阪 2-1 岡山
・広島 1-0 鹿島
・浦和 2-1 清水

FC東京が終盤に追いつき“東京ダービー”はドロー決着

ダービーと銘打つ試合はたいてい独特な熱気に包まれるものだが、“東京ダービー”もそんな試合の1つ。“東京”を名乗り、味の素スタジアムを本拠地としているチーム同士の対決とあれば、魂とプライドがぶつかり合う激しい戦いとなるのは言うまでもない。今節は東京Vのホーム戦として、FC東京が乗り込むかたちとなる。両サポーターのボルテージも高まり、試合前からダービーらしい異様な盛り上がりを見せていた。予想フォーメーションは共に3-4-2-1。東京Vは直近のリーグ戦からスタメン変更をせず、FC東京は3人変えて臨む。

FC東京がボールを保持するかたちで試合が進むが、前半20分に東京Vが先制に成功。左CKで山見大登がゴールエリア内にボールを供給すると、林尚輝が大混戦の中ヘディングでネットを揺らした。追いつきたいFC東京は23分、24分と立て続けにゴールを脅かし、さらに前半終盤の43分に1点返す。高宇洋が蹴った背後を狙うスルーパスを佐藤恵允が受け、ゴール左下にシュートを決めたのだ。

後半に入り、開始7分で東京Vが再びリード。52分、相手GKが足元でボールを転がした直後、そこに突進した染野唯月がゴールに流し込んだ。そこから両軍共にさらにギアを上げるが得点は動かない。しかし、最後にFC東京が再び追いつく。89分、安斎颯馬がペナルティーエリア内に入れたボールに、エンリケ・トレヴィザンが頭で合わせてゴール右下に決めた。そして間もなく試合は終了。東京ダービーは2-2で勝点1ずつ分け合うかたちとなった。

昨季は2試合とも引き分けた“東京ダービー”だが、今季1戦目もまたしてもドローでフィニッシュ。次なるダービーは9月に行われるFC東京のホーム戦だが、どちらの“東京”が勝者となるのか目が離せない。

神戸が2つ目の白星獲得!終盤の決勝弾で14位に浮上

2023シーズンから2年連続でJ1リーグ王者となった神戸。3連覇を狙う今季だが、開幕から6試合で勝利を収めたのは1試合のみ。順位は降格圏の18位に位置し、コンディションが上がらず苦しい状況が続いている。対する横浜FCとはわずか勝点1差。敵地での対戦となるが、ここで今季2度目の勝利を上げて復調の足掛かりとしたいところだろう。

神戸ゴールでキックオフ。立ち上がりから両チーム共に球際で激しくぶつかり合い、攻守の切り替えが早い展開が繰り広げられる。神戸はロングボールを使いながら敵陣に押し込むが、相手の堅守を崩せない。互いに決定機を生み出すも得点には繋がらず、スコアレスのまま前半が終了となる。

後半も引き続き接戦となり、膠着状態が続く。流れを手繰り寄せるべく選手を入れ替えながら打開策を講じると、神戸の采配が的中。途中から入ったエリキが結果を出したのだ。セットプレーでチャンスとなった神戸は、キッカー扇原貴宏がボックス内にクロスを供給する。浮き球の競り合いとなり1度はクリアされるが、そのこぼれ球に反応したエリキは相手GKに阻まれる寸前に右足でシュート。ボールはゴール左下に吸い込まれ、74分にとうとう神戸が均衡を破った。アディショナルタイムに入って横浜FCもネットを揺らすが、OFRの結果オフサイド判定で取り消しに。そのままタイムアップとなり、0-1で神戸が勝利を飾った。

今節の結果をもって、神戸は降格圏を脱出して一気に14位に浮上。まだまだ先が長い今シーズン、ここからどう挽回していくのか王者の今後の戦いに注目だ。

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