
話題のドジャース・佐々木のメジャー初登板…MLBオープン戦での日本人選手の活躍(3/4~5)
メジャーリーグオープン戦は開幕から早くも日本人選手が活躍。なかでも今年ロサンゼルスドジャースに移籍した佐々木朗希選手のメジャー初登板に注目が集まった。更に同じチームメイトの大谷翔平選手も初戦から快調にヒットを連発。3年目のレッドソックス吉田正尚選手も、タイムリーヒットを飛ばすなど活躍を見せた。序盤から目が離せないメジャーオープン戦となりそうだ。※トップ画像出典/Getty Images

メッツ千賀初登板!無失点で上々のスタート
2025年3月4日(日本時間)
ニューヨーク・メッツ 1-1 マイアミ・マーリンズ (クローバー・パーク)
オープン戦初登板となった千賀滉大選手。先発として起用され2回31球を投げた。球速は96マイル(約154km/h)をマークし、絶好調の様だ。更に、千賀の代名詞とも呼ばれ凄まじい落差を誇る『ゴーストフォーク』も炸裂し、その存在感を示した。今試合は被安打2、奪三振2、無四球、無失点という上々の成績を収め、オープン戦初登板の試合を終えた。
カブス今永が勝利投手に!打って走って鈴木も魅せた!
2025年3月5日(日本時間)
シカゴ・カブス 16-1 サンディエゴ・パドレス (スローン・パーク)
オープン戦2度目の先発出場となった今永昇太選手。初回に3三振を奪い好調の様子を見せる。2回は三者凡退に抑え、3回は1アウト2塁のピンチとなったが、どうにか無失点で切り抜けた。続く4回も打者を3人で抑えて無失点。4イニングを投げ、被安打2、奪三振3、無四球、無失点と好投。チームに貢献し勝利投手となった。
打線でも日本人選手の活躍が止まらない。3番・ライトでスタメン入りした鈴木誠也選手も5回にレフト前ヒットを放つ。更に2塁への盗塁も決め5点目の選手としてホームに帰り、勝利に貢献した。その後6回に交代となり、3打数1安打1盗塁と上々の成績を残した。蓋を開けてみれば、カブスも16点と大量得点を記録しパドレスを圧倒。幸先のいいスタートとなった。
ドジャース逆転勝利!佐々木のメジャーデビュー戦
2025年3月5日(日本時間)
ロサンゼルス・ドジャース 4‐2 シンシナティ・レッズ (キャメルバックランチ)
オープン戦3度目の先発に抜擢された山本由伸選手。不安定な制球が目立ち、エリー・デラクルーズ選手のタイムリーなどで2点を失う。しかし2回表は無失点、3回と4回は三者凡退と、持ち前の手腕を見せつけた。4イニングを投げ、47球で被安打4、奪三振3、与四球0、失点2と上々のピッチングで試合前半を守り抜き、メジャーリーグ初の登板となる佐々木にバトンを渡した。
5回からマウンドに上がった佐々木は、5回に1アウト1・2塁のピンチがあったが連続見逃し三振で無事無失点に抑える。続く6回には、今季最速99マイル(約159km/h)の剛速球を投げ、己の実力をメジャーリーグに知らしめた。そして最終イニングの7回は見事三者凡退に。3回46球を投げ、被安打2、奪三振5、与四球1、無失点と申し分ない成績でデビューを飾った。
攻撃の場面では、1番・DHでスタメン入りした大谷が3回の第2打席にライトへの痛烈なヒットを放つも、二塁を狙って走塁死となる。今回の試合では3打席1安打の成績となった。大谷、山本、そして佐々木と日本人3選手が揃い踏みのドジャース。今年も尚一層目が離せないチームとなりそうだ。
吉田、驚異の打率.444!レフトへ勝ち越しタイムリー弾!
2025年3月5日(日本時間)
ボストン・レッドソックス 4‐2 タンパベイ・レイズ (ジェットブルー・パーク)
ア・リーグ同地区対決を迎えた一戦。吉田は3番・DHでスタメンに選出された。5回裏1-1の同点の場面、吉田はツーアウト3塁で迎えた第3打席でレフトへの勝ち越しタイムリーヒットを放ち、レッドソックスはこの回に2点を獲得。6回表には1点を返されるも、裏で1点を追加し4-2でレッドソックスが勝利した。吉田はこの試合3打数2安打1打点。オープン戦の成績は打率.444(9打数4安打)、OPS1.000(出塁率と長打率を足し合わせた値)と、大きくチームの勝利に貢献していることがわかる。オープン戦はここまで3試合に出場し、これからもまだまだ活躍が期待される。
まだまだ続くアツいオープン戦
2025年3月18日、日本・東京ドームで、メジャーリーグの開幕戦としてシカゴ・カブスとロサンゼルス・ドジャースの「MBL東京シリーズbyグッゲンハイム」が開催される。日本人選手も多く在籍する両チームの、日本での戦いを心待ちにしている野球ファンも多いだろう。その開幕戦に先立つオープン戦。両リーグの熱い戦いにまだまだ胸は踊らされそうだ。
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