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パリ五輪U-23日本代表メンバー18人発表!海外組交渉難航で16年ぶりOA枠なし、松木玖生招集外も…大岩監督「金メダル取りにいく」

日本サッカー協会(JFA)は7月3日、東京都内でパリ五輪に挑むU-23(23歳以下)日本代表のメンバー18人を発表した。記者会見には、大岩剛監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)が登壇。選手の選考理由や、2008年北京五輪以来16年ぶりに24歳以上のオーバーエージ(OA)枠での招集がなかったことについて説明した。※メイン画像:筆者撮影

아이콘 1482131451808사토 主祥 | 2024/07/04
大岩ジャパンは、3月29日(日本時間30日)にカタールで行われたU-23アジア杯準決勝でイラクを2-0で下し、8大会連続12回目となる五輪切符を獲得。パリ五輪でグループDに入った日本は、パラグアイ、マリ、イスラエルとの対戦が決定。1968年メキシコ大会以来56年ぶりのメダル獲得を狙う。

大岩ジャパン、パリ五輪出場決定


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필자 촬영
記者会見に登壇した大岩監督は、開始まもなくパリ五輪に臨む日本代表メンバーを1人ずつ読み上げていった。

U-23日本代表メンバー18人は以下の通り。

【아니】
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、野沢太志ブランドン(FC東京)

【DF】
関根大輝(柏レイソル)、半田陸(ガンバ大阪)、大畑歩夢(浦和レッズ)、高井幸大(川崎フロンターレ)、木村誠二(サガン鳥栖)、西尾隆矢(セレッソ大阪)

【MF】
藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)、山本理仁(シントトロイデン)、川崎颯太(京都サンガFC)、三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)、荒木遼太郎(FC東京)

【FW】
平河悠(FC町田ゼルビア)、佐藤恵允(ブレーメン)、斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、藤尾翔太(FC町田ゼルビア)、細谷真大(柏レイソル)

【バックアップメンバー】
佐々木雅士(柏レイソル)、鈴木海音(ジュビロ磐田)、山田楓喜(東京ヴェルディ)、佐野航大(NECナイメヘン)

発表直後、大岩監督は「昨日が登録の期限でしたので、スタッフ全員でミーティングを行い、最終決定をしました。いろいろな制限がある中、最高の18人プラス4人のバックアップメンバーを選出したつもりです。アジア杯でチャンピオンになった自信と誇りを持って、パリ五輪を迎えたい」とコメント。

海外組との交渉難航。松木玖生の落選理由は?


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필자 촬영
山本NDは「OAの現場からの希望はあった」と前置きした上で、「1年以上前から海外組との調整は進めていましたが、選手の意思、そしてクラブの了承を得なければなりません。一方で移籍が関わってくると、現クラブ、先のクラブに、ヨーロッパのマーケットが動き始める7月から確認を取らないといけないし、選手の状況、行き先が決まらないと交渉もできない。その登録期間が五輪期間中ということもあり、先を予測して交渉を行うのは困難を極めた」とOA枠に該当する選手を含め、海外組との交渉が難航したことを明かした。

そういった経緯もあり、A代表主将・遠藤航(リバプール)らOA枠選手、久保建英(レアル・ソシエダード)、鈴木唯人(ブレンビー)、鈴木彩艶(シントトロイデン)といったパリ五輪世代の招集はかなわず。

それでも「だからこそ、こういう困難な状況での選手たちの成長、躍進、底上げを考えていきたい。こうした不安から、この中から何人上がっていってくれるのか。それが日本の未来だと思いますし、その通過点でもあるこのパリ五輪6試合の経験値によって、素晴らしい成長を遂げてくれることを期待したい」と前を向いた。

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필자 촬영
だが、松木玖生(FC東京)の名前がなかったことが気になる。

アジア杯で活躍するなど、これまでチームを牽引し、パリ五輪出場への切符獲得に大きく貢献してきたのは誰もが知るところ。その落選理由について、大岩監督は「コンディションに問題があったわけではない」とだけ説明。

具体的な理由は聞けないと思われたが、山本NDが「(松木落選の件の)補足になりますが」と自ら話し出す。

「移籍の可能性があります。その中で確実に招集できる確約が取れなかった、というのがいちばんの要因です」

このことから、久保ら招集がかなわなかった海外組と同様、交渉が厳しい状況下にあったのは間違いない。海外クラブへの移籍の可能性が高いと予測されるため、五輪出場は断念せざるを得なかったのだろう。

パリ五輪への意気込み:56年ぶりのメダル獲得を目指す


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필자 촬영
海外クラブへの移籍が活発となる時期がパリ五輪期間と重なることもあり、思い通りの布陣、というわけにはいかなかったかもしれない。だが、現状でのベストメンバーは出揃った。

現場で指揮をとる大岩監督は、「我々にとってはパリ五輪が最後の戦い。その後のサムライブルー(A代表での活躍)に向けて、選手たちが成長する大きな舞台です。それぞれが責任を持って、自信を持ってこの大会に挑みます。しっかりと準備した上で、この2年半培ってきたすべてを発揮し、スタッフ、選手全員で一体感を持って、金メダルを取りにいきます」と力強く意気込んだ。

大岩ジャパンは7月17日にフランス代表と親善試合を行い、24日(日本時間25日午前2時)に1次リーグ初戦のパラグアイ戦を迎える。

56年ぶりのメダルを獲得し、表彰台で首にかけた選手たちを想像しながら、決戦のホイッスルを待つ。