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「僕たちより上の世代にはもっとやばい人がいた」金崎夢生が語る“悪役”ストライカーの美学とは

2025年3月にスタートした新感覚サッカーバラエティ『もりちゃんずコロシアム』(MC:見取り図・盛山晋太郎)では、「ヒール(悪役)」的視点からサッカーの本音や裏側に切り込む企画を展開。初回放送には、“サッカー界のヒール第1号”としてヴェルスパ大分の金崎夢生が登場。ストライカーとしての美学、ピッチ上での振る舞いについての本音が明かされた。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

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“ヒール第1号”の認定に「全然うれしくないです」

「記念すべき“ヒール第1号”!」と紹介されたサッカー選手・金崎夢生。だが、当の本人は渋い顔でひとこと「全然うれしくないです」と苦笑い。そう語る彼の口からは、ピッチの裏側で繰り広げられるリアルな駆け引き、そして“ヒール”と称されるほどにむき出しにしてきた勝利への執念が次々と飛び出した。

ヒール、つまりは“悪役”。番組MCの盛山からそう称された金崎は、むしろそれを戸惑いながら受け止めていた。「僕たちより上の世代にはもっとやばい人がいた」と、先輩たちの熱量のすごさを引き合いに出しながらも、「それでも今は柔らかくなっている」と自己分析。そこには、自身の過去を振り返りながらも、どこか客観的に受け止めている金崎の姿があった。

そんな金崎はかつて監督との握手を拒否したことでメディアに大きく取り上げられたことがある。そのエピソードが“ヒール”のイメージを決定づけたようだが、本人は当時の心境を「あれは悔しくて。負けず嫌いなんで」と率直に語った。勝ちにこだわるあまり、感情が表に出てしまう。その姿勢が誤解を生み、“悪役”のように映ることもあるようだ。だが彼の言葉からは“熱さ”を内に秘めるどころか、あえてさらけ出すことで自分を奮い立たせてきたストライカーとしての矜持が垣間見える気がした。

海外では“普通”だった「やられたらやり返す」感情むき出しのプレー

「前線の選手には、熱い気持ちが必要」と語る金崎。ときに“ヒール”と評されるほどの激しいプレーも、彼にとっては「勝ちたい」というシンプルな気持ちの表れのようだ。海外では日本のように感情を抑える“美徳”はなかったという。「監督に文句を言うのが当たり前」「ヤンキーが殴り合って仲良くなるみたいなもの」と話す金崎。むしろ、勝利への執念を露わにすることが、リスペクトを得るための手段だったそうだ。だからこそ金崎は、「負けず嫌いの面を見せることもサッカーの醍醐味の1つ」と強く言い切る。

番組では、ピッチ内での“駆け引き”についての話にも触れた。「セットプレーで審判が見ていないところで脇腹をどついたことはありますか?」と盛山に問われると、金崎は真顔で「僕が先にやることはないと思いますけど…やられたらやり返します」と答えた。さらに「相手の耳元で悪口言うとかないんですか?」という質問にも、「全然ありますよ」と即答。戦いの場であるピッチでは、足だけでなく“言葉”でも勝負が行われているようだ。金崎の言葉からは、表には出にくいリアルなサッカーの一面が伝わってくる。

現在はヴェルスパ大分でプレーする金崎。Jリーグや海外を渡り歩いた名選手が、なぜ今この地でプレーしているのか。その理由を尋ねられると、彼は少し笑いながらこう語った。「僕も相当悪いことをしてきた分、大分ぐらいじゃないともうなんか(笑)」そんな冗談を交えつつも、「昇格に向けて頑張る」と真摯なまなざしを見せる金崎の表情は、どこまでも真剣だった。“悪役”の仮面の裏には、勝利を追い続ける一本芯の通ったアスリートがいる。

DAZN『もりちゃんずコロシアム』
タイトル:#1 : “水掛けPK”に迫る!金崎夢生も登場

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