元プロ野球選手による、MLB日本人選手分析
今季メジャー出場を果たした10人の日本人選手のシーズン開幕からの戦いを解説する。2024年前半戦の日本人選手のポイントを分析、一緒に振り返っていこう。※トップ画像出典/Getty Images
キングギア編集部 エンタメ班
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2025/01/05
【おさらい】野手の3人の活躍とは
まずは2024年前半戦で活躍した3人の野手をおさらい。やはり一番の注目は今季大活躍だったドジャースの大谷翔平。前半時点で打率.316・本塁打29・打点69・盗塁23という驚異的な成績だ。野球解説者で元プロ野球選手の糸井嘉男は「去年と比べて遜色ない」とさらに打率が上がっている点に注目しており、その理由はバットの面が返らないように打つクリケット打法にあると分析。
おなじく元プロ野球選手の杉谷拳士は「勝負をしてもらえるようになったのかな」とコメント。エンジェルス時代の大谷選手はファウルボールや敬遠が多かったのに今年はないとし、後ろによい選手がいるのも要因とウィル・スミス選手やフレディ・フリーマン選手の名を挙げた。そのおかげで大谷が「塁に出て走るチャンスも出てきてるかなと」とした。
カブスの鈴木誠也選手は2023年の前半戦と比較してもホームランがほぼ倍増していた。その要因として糸井は鈴木選手がMLBデビュー当時より「20kgくらい増量している」点を挙げて、「最初大きくしたら体を扱いにくいとかあるんですけど、試合をする度に扱いに慣れてくる」と説明した。
杉谷は「体の調子はもちろんメジャーという環境に慣れてきた」と分析。「ケガで離脱してもこの成績」と称賛し、終わるころには本塁打25本・打点90を予想した。さらに糸井は本塁打30本を予想し、「行くんちゃうの」と鈴木選手に対する期待を膨らませていた。
レッドソックスの吉田正尚選手は2023年前半戦と2024年前半戦の成績を比較すると、昨年の方が調子が良かったようだ。これに杉谷は「もちろんケガした時期もあったんですけども、守ることがなくなってきてDH専門みたいになってきてしまっているので、野手のリズムが崩れてしまってるのではないかな」と分析していた。
続けて「DHは試合に入りづらい」と糸井も言う。吉田の来季の活躍にも期待したい。
おなじく元プロ野球選手の杉谷拳士は「勝負をしてもらえるようになったのかな」とコメント。エンジェルス時代の大谷選手はファウルボールや敬遠が多かったのに今年はないとし、後ろによい選手がいるのも要因とウィル・スミス選手やフレディ・フリーマン選手の名を挙げた。そのおかげで大谷が「塁に出て走るチャンスも出てきてるかなと」とした。
カブスの鈴木誠也選手は2023年の前半戦と比較してもホームランがほぼ倍増していた。その要因として糸井は鈴木選手がMLBデビュー当時より「20kgくらい増量している」点を挙げて、「最初大きくしたら体を扱いにくいとかあるんですけど、試合をする度に扱いに慣れてくる」と説明した。
杉谷は「体の調子はもちろんメジャーという環境に慣れてきた」と分析。「ケガで離脱してもこの成績」と称賛し、終わるころには本塁打25本・打点90を予想した。さらに糸井は本塁打30本を予想し、「行くんちゃうの」と鈴木選手に対する期待を膨らませていた。
レッドソックスの吉田正尚選手は2023年前半戦と2024年前半戦の成績を比較すると、昨年の方が調子が良かったようだ。これに杉谷は「もちろんケガした時期もあったんですけども、守ることがなくなってきてDH専門みたいになってきてしまっているので、野手のリズムが崩れてしまってるのではないかな」と分析していた。
続けて「DHは試合に入りづらい」と糸井も言う。吉田の来季の活躍にも期待したい。
【おさらい】メジャーのマウンドに立った投手をピックアップ
続いて投手の7人をピックアップ。前半戦終了地点の防御率を紹介し、特に今永昇太投手と山本由伸投手に注目していた。山本投手に「ある程度いい成績を残すんじゃないかと予想していた」という糸井。今永投手に対しても「ベース上でストレートの球威を感じる」と自身が対戦した時の実感を語った。メジャーでは下からすくうようなアッパースイングを出す選手が多く、今永投手の高めのストレートが強いのだと言う。今永投手について、杉谷は「日本人投手の評価を一気に上げた」と評した。
奪三振率ランキングのトップは山本投手。杉谷は「山本投手の奪三振の率が高いのはイメージとしては分かる」とし、2位にランクインした菊池雄星投手の奪三振率にも注目。「4勝8敗の結果が逆でもいいくらい」と菊池投手の投球内容を高く評価し、「ブルージェイズにいますけど、これから上位のチームに行くんじゃないかと勝手に予想させていただいております」と期待をのぞかせながら語った。
制球力バツグンのピッチャーとして紹介された四死球率ランキングの1位は今永投手。2位には山本投手もランクイン。ホームランを打たれないピッチャーランキングの1位はパドレスの松井裕樹投手だ。「ベース盤でボールを動かすピッチャーってすごく打ちづらいので、打球が上がりにくい」と杉谷は答える。糸井は松井投手について「スプリットとスライダーが他の選手と違う」と評価。自身が実際に見てきたスライダーの中でも「群を抜いてます」とコメントした。
奪三振率ランキングのトップは山本投手。杉谷は「山本投手の奪三振の率が高いのはイメージとしては分かる」とし、2位にランクインした菊池雄星投手の奪三振率にも注目。「4勝8敗の結果が逆でもいいくらい」と菊池投手の投球内容を高く評価し、「ブルージェイズにいますけど、これから上位のチームに行くんじゃないかと勝手に予想させていただいております」と期待をのぞかせながら語った。
制球力バツグンのピッチャーとして紹介された四死球率ランキングの1位は今永投手。2位には山本投手もランクイン。ホームランを打たれないピッチャーランキングの1位はパドレスの松井裕樹投手だ。「ベース盤でボールを動かすピッチャーってすごく打ちづらいので、打球が上がりにくい」と杉谷は答える。糸井は松井投手について「スプリットとスライダーが他の選手と違う」と評価。自身が実際に見てきたスライダーの中でも「群を抜いてます」とコメントした。
「ABEMA MLB's ON FLEEK』#17「日本人メジャー中間報告」より
配信日:2024年7月29日(金) 12:00 〜 12:15 毎週金曜に配信
内容:日本人選手の見どころ&独自の情報などMLBをもっと見たくなる情報を週1で発信。
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています