東北楽天ゴールデンイーグルスドラフト1位/【宗山塁(むねやまるい)】明治大学
明治大学の宗山塁内野手は、東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト1位で指名された。※イラスト/vaguely
プロフィール
名前:宗山塁(むねやま・るい)
ポジション:内野手
投打:右投げ左打
出身:広島県
生年月日:2003年2月27日
身長/体重:175㎝/80kg
経歴:三良坂少年野球クラブー高陽スカイバンズー広島県広陵高校ー明治大学
選手としての特徴
巧打好守の遊撃手として知られる宗山塁選手の最大の武器は守備力。エラーの少ない安定感と、華麗なグラブさばき、肩の強さがストロングポイントである。常に落ち着いた対応ができるのも選手としての特徴であり、三遊間でも二遊間でも関わらず、難しいコースの打球でも冷静な処理を見せている。
足は特別速いわけではないものの、だからこそ柔らかなハンドリングが可能でミスが少ない守備につながっている。送球や守備を行う際は身体全体を使っているため、バランスを操る能力が高いという点も特筆すべき点だ。
宗山選手のウリは守備だけではない。バッティングに関しても非凡な才能を見せ、広角に打ち分けることを得意としている。進塁打や野手が手薄な場所に打ち返すことなどチームバッティングに徹することが多く、数字には表れにくいものの打線には欠かせない存在だ。
また、際どいボールはファールでカットする技術にも長けており、特に三塁線へのファールが多い。堅実かつ相手が嫌がるプレーを徹底するため、プロ入り後も息の長い選手になるだろう。
イラスト/vaguely
球歴
広島県三次市に生まれた宗山は、同県の広陵高校野球部OBである父・伸吉さんの影響で幼い頃から野球に興味を持ち始めた。小学校に上がると、父がコーチをしていた「三良坂少年野球クラブ」に入部し、本格的に練習に打ち込むようになる。中学に入ると、車で往復3時間かかる広島市内のクラブチームに通い、野球の腕を磨いていった。
高校での活躍
高校は父の背中を追うように広陵高校に入学。1年生の夏からベンチ入りを果たし、甲子園や神宮大会など下級生ながら全国の舞台で活躍していった。
そして迎えた高校3年生。満を持して最高学年を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園大会が中止になってしまう。そのまま、宗山の高校野球生活は終わりを迎え、東京六大学野球の一つである明治大学に進学した。
大学時代の成績
進学した明治大学でも、宗山は1年生から試合に出場した。1年の秋にはベストナインを獲得し、2年の春には首位打者に輝くなど華々しい成績を残す。
3年生までは通算70試合に出場し、打率.348、8本塁打、44打点をマーク。2年次・3年次には大学日本代表にも選出されるなど、順調に成長を遂げていった。
しかし、4年生の春に出場したオープン戦でデッドボールを受けて右肩甲骨を骨折。さらに、春のリーグ戦最中には右手中指を骨折するなど、高校生の時に続き、またも最終学年で試合ができない悔しい日々が続いた。
そんな現状であっても、宗山はキャプテンとしてベンチ入りし、仲間のプレーにゲキを飛ばしていた。この悔しさをバネに、プロでの活躍を期待したい。
侍ジャパンでの主な戦績・個人成績
2022年ハーレムベースボールウィーク:4位/6試合(打率.143/打数14 安打/2本塁打/0打点0)
高校での成績
2018年夏の広島大会:우승
2018年夏の甲子園:2回戦敗退
2018年秋季広島大会:우승
2018年秋の中国大会:우승
2019年春の甲子園:2回戦敗退
2019年夏の広島大会:準決勝敗退
2019年秋の広島大会:準決勝敗退
2020年春季広島大会:中止
2020年夏の広島大会:準優勝
2020年夏の甲子園:中止
大学での成績
2021年春季リーグ戦:3位(打率.240/25打数/6安打/本塁打0)
2021年秋季リーグ戦:3位(打率.378/37打数/14安打/本塁打0)
2022年春季リーグ戦:1位(打率.429/56打数/24安打/本塁打3/首位打者、ベストナイン)
2022年秋季リーグ戦:1位(打率.354/48打数/17安打/本塁打4/ベストナイン)
2023年春季リーグ戦:1位(打率.294/51打数/15安打/本塁打0)
2023年秋季リーグ戦:2位(打率.3396/53打数/18安打/本塁打0)
2024年春季リーグ戦:2位(打率.174/23打数4安打/本塁打0)
2024年秋季リーグ戦:開催中
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)