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【J2第10節】愛媛が遂に今季初白星を獲得! 藤枝は逆転負けで3連敗

明治安田J2リーグは第10節まで終了。首位千葉の勢いが衰えず、2位と勝点7差で独走中だ。また、今季未勝利だった最下位2チームが揃って白星を上げ、勢力争いはますますヒートアップ。今回はそんな第10節の試合結果をまとめつつ、「山形 vs 愛媛」「秋田 vs 磐田」の2試合を振り返っていこう。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

아이콘 왕국 아이콘KING GEAR 편집부 | 2025/04/24

第10節(4/19・4/20開催分)試合結果

第10節は4月19日に3試合、20日に残りの7試合が行われ、結果は下記の通りとなった。トップを走る千葉の快進撃は目を見張るものがあり、10試合を終えて9勝0分1敗。黒星は第7節の磐田戦のみで、それ以外の試合は全勝している。3連敗していた長崎は甲府を相手に引き分けとなり、ようやく連敗の流れを断ち切れた。ここまで勝利がなかった愛媛といわきは、今節揃って初白星。順位は変わらず下位に沈んでいるものの、ここからコンディションを上げて反撃に出られるのか見ものだ。

4/19開催

・山形 2-3 愛媛
・甲府 1-1 長崎
・鳥栖 2-2 山口

4/20開催

・熊本 0-1 仙台
・札幌 2-1 藤枝
・秋田 2-1 磐田
・千葉 1-0 大分
・富山 1-2 いわき
・徳島 0-1 水戸
・今治 0-0 大宮

今季未勝利の愛媛が待望の勝点3を獲得

今季なかなか勝利を掴めない愛媛。勝点はいわきとともにリーグ最少の3となっており、首位の24と大きく差がついている。しかし、前々節の山口戦を引き分けたことで連敗から脱し、前節の甲府戦ではスコアレスドローで今季初の無失点に成功。少しずつだが浮上を感じさせる要素が増えてきたことはポジティブだ。今節は10位の山形と対戦するが、過去の対戦成績は愛媛から見て4勝9分18敗。黒星の方が断然多く、最後に勝利したのはなんと2017年にまで遡る。そんな天敵を相手にどのような戦いを繰り広げるのか、注目の一戦だ。

前半7分、敵地に乗り込んだ愛媛が先制する。右サイドからMF甲田英將がクロスを供給すると、相手にヘディングで弾かれてしまう。しかし、そのこぼれ球を見逃さなかったMF谷本駿介が右足一閃。鋭い弾丸シュートをゴール右上に突き刺した。さらに追加点を狙うが前半アディショナルタイムに追いつかれる。45+4分、右サイドFKに反応したFWディサロ燦シルヴァーノにゴールを決められてしまった。1-1で後半に折り返すと、愛媛はより縦を意識した攻撃を仕掛ける。すると、79分に相手のオウンゴールで2点目を獲得。自陣から細かいワンタッチパスをつないで一気に相手ゴールまで攻め上がると、甲田のクロスに相手が飛び込み、そのままボールはゴールに吸い込まれた。流れを引き寄せた愛媛は、さらにその3分後にも追加点に成功する。DF福島隼斗からパスを受けた甲田がクロスを入れると、MF行友翔哉が頭で合わせてゴール左下に打ち込んだ。一気に2点リードとなるも、再びアディショナルタイムに得点を許してしまう。しかし、試合は2-3で終了。愛媛は待望の今季初白星を飾ったのだ。苦手とする相手から奪った勝点3は、ここから巻き返す足掛かりになるに違いない。

攻撃的チーム同士の対決に敗れた藤枝。先制もむなしく3連敗

J2に戦いの場を移して3年目の藤枝。持ち味の攻撃的なスタイルにより磨きをかけ、J1昇格を目指して今季に挑んでいる。第9節までの戦績は3勝3分3敗。得点数はJ2リーグで6番目に多い13を記録しているものの、同時に失点数も5番目に多く順位は13位に位置している。6試合負けなしだったが前々節から2連敗を喫し、ここで連敗の流れを食い止めたい。今節は札幌のホームに乗り込むが、アグレッシブなチーム同士の対決として熱戦になることが予想された。

立ち上がりからアタッキングなプレーで激しくぶつかり合い、互いに隙あらば縦に攻め込むシーンが続く。藤枝は積極的にミドルシュートを使って相手ゴールを脅かし、前半7分には早速試合を動かした。右CKでMFシマブク・カズヨシがクロスを入れると、それをMF金子翔太が頭で合わせてシュートを放つ。1度は相手GKにクリアされてしまうが、そのこぼれ球に反応したDF楠本卓海がゴール左下に流し込んだ。このゴールは楠本にとって記念すべき移籍後初ゴールであり、得点後に右手でガッツポーズをして喜びを爆発させた。しかし、ホームで先制された札幌も反撃の手を強める。30分にはMF田中克幸がシュートを決めて追いつき、後半54分にはFWアマドゥ・バカヨコが勝ち越し弾を突き刺した。逆転された藤枝は試合を振り出しに戻すべく猛攻を仕掛けていき、対する札幌もカウンターを発動させながら攻め込む姿勢を崩さない。最後の最後まで激戦が繰り広げられるが、得点は動かず2-1で試合終了。藤枝は先制に成功するも、黒星を喫して連敗を3に積み上げてしまった。

J2の混戦状態は相変わらずで、10位~17位の8チームが勝点12で並んでいる。1つの白星で一気に順位が上がるが、逆に黒星となると降格圏手前まで転落だ。J1昇格を目標に掲げる藤枝としてはこの混戦をチャンスと捉え、一刻も早くトップハーフにジャンプアップしておくべきだろう。次節はホームに熊本を迎えるが、地の利を活かしてなんとしても勝点3を掴みたい。

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