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なでしこ快挙!18秒で30m弾ゴールを決めた“ニューヒロイン”とは?

ニルス・ニールセン監督を迎えたサッカー女子なでしこジャパンの滑り出しは好調。次世代を担うニューヒロインにも注目だ。※トップ画像/(C)AbemaTV,Inc.

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新生なでしこジャパン、世界ランキング1位アメリカを撃破

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サッカー女子の日本代表なでしこジャパンはニールセン監督就任後、初の国際大会となったシービリーブズカップにおいて、現地時間2月26日アメリカ代表との試合に臨んだ。
試合開始早々の2分、右サイドの長谷川唯選手からのパスを相手GK前で受けた籾木結花選手は、ひらりと切り返し敵GKとDFをかわすと即座に左足でシュート。先取点を奪う。

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1点を返され同点に追いつかれたが、後半5分にはFKのチャンスに長谷川が直接ゴールを狙う。ゴール左隅を狙った絶妙なシュートを相手GKが好セーブしてはじくものの、こぼれ球に走り込んだ古賀塔子選手が冷静にゴールに押し込み、2点目をあげた。

この後は攻撃的なプレーを続けるアメリカに対し、日本DF陣は集中力を切らさず守り切り、日本は2-1でアメリカに勝利。日本はこれまでアメリカと40回対戦して1勝しかしておらず、13年ぶりの勝利となった。

この劇的な勝利を槙野は、「この1勝は非常に大きい。苦手意識もあったと思うが、選手たちが積極的に自分からチャレンジしていることがうかがえる。今までは引いて守ってワンチャンスのカウンターを狙うというような戦い方だったが、自分たちでプランを練って、こうしなければいけないという考え方を持って勝っている。着実になでしこジャパンは進化している。監督が替わり、若い選手の突き上げがチームの活性化にもつながり、とてもいい事だと思う」と絶賛した。

試合開始18秒“30m弾”ヤングなでしこ谷川萌々子

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好調なでしこジャパンを支える期待の若手選手として紹介されたのはバイエルン・ミュンヘンに所属する谷川だ。谷川は同じくシービリーブズカップの現地時間2月23日、なでしこジャパン対コロンビア戦において開始直後(18秒)にセンターライン付近で相手からボールを奪うと、そのままドリブルで突破しペナルティーエリア外から距離およそ30mのスーパーミドルシュートを決めた。

谷川は海外挑戦1年目の2024年スウェーデン女子サッカーリーグの得点王でもあり、若干19歳ながらその得点力は際立っている。

谷川のシュートを槙野は「右利きの選手ですがボールを左前へ運び、ゴールから遠い位置から左足でゴールの右隅の逆サイドへシュートを決めている。太ももの内転筋の力が強くないとこのシュートは打てない。男子サッカーでも通用するシュートじゃないかな」とそのフィジカルの強さに感心した。

日本人初の女子バロンドールは?との指摘に「十分有りえる。今までの日本人に無いタイプ。テクニックだったり、ゲームをコントロールする選手はこれまでもいたが、あの位置からシュートを決められる選手はそんなにいない。まだ19歳だからこれからの活躍に期待したい」と激賞した。

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サッカー日本代表といえば、男子日本代表の海外勢にも注目。ブライトンの三苫、モナコの南野ともに3試合連続ゴール、レアル・ソシエダの久保は強烈ゴラッソ、バイエルンの伊藤は日本人初ゴール、フライブルクの堂安はブンデス自身最多の8ゴール、セルティックの前田は今季公式戦26ゴール、と欧州でそれぞれゴール量産中だ。なかでも槙野が注目していた伊藤はケガによる離脱から復帰し、第23節でスタメン出場を果たし、初ゴールを決めた。ドイツの日本代表メンバーが多く在籍する同チームで活躍みせる伊藤の活躍も楽しみだ。
今月3月20日には男子日本代表のFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のバーレーン戦が控えている。はたして彼らはどんな活躍をみせてくれるのだろうか。

『 ABEMAスポーツタイム#76』(2025年3月2日配信)より
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