
ZOZOマリンスタジアムが日本一難しい球場と称される理由は?2024年のパリーグ球団年棒ランキングもプレイバック
2025年シーズンに向けて、2024年シーズンの日本プロ野球を振り返る。今回はパ・リーグの2024年球団年棒ランキングと日本一難しいといわれる「ZOZOマリンスタジアム」について。※トップ画像/PhotoAC

2024年球団の年俸ランキングー1位は2位に約14億円の差をつけたあのチーム
日本プロ野球選手会は、外国人選手を除いた球団の年俸ランキングを発表した。パ・リーグの順位は次の通り。
1位は40億1560万円で福岡ソフトバンクホークス。2位は26億7730万円でオリックスバファローズ。3位は26億3830万円で東北楽天ゴールデンイーグルス。4位は24億2820万円で埼玉西武ライオンズ。5位は21億830万円で千葉ロッテマリーンズ。6位は20億5510万円で北海道日本ハムファイターズだ。
1位のソフトバンクが圧倒的な数字となったことに野球解説者の里崎氏は「山川も近藤も(FAで)来ていますし、自チームでずっといる柳田も安いわけにはいかないですからね」と高額の理由について解説。オリックスは前年比プラス7億円で2位となったが「3連覇を含めて日本一にもなってますからね。これはどんどん上がります。加えて(FAで広島から加入の)西川も来ましたし、(FAで放出した)山崎福也はCランクの選手でしたからね」と説明した。
日本一難しい球場とも称されるZOZOマリンスタジアム、その理由は…
日本一難しいと称される「ZOZOマリンスタジアム」。その理由は“強風”だ。
海沿いの同球場では、強風が大きく野球に影響する。打撃では本塁打性の打球が押し戻されてアウトになり、守備面では高く上がった三塁手へのフライが捕手の位置まで押し戻される。
里崎氏は「レフト方向なら、本塁打がレフトフライ。レフトフライがサードフライ。サードフライがキャッチャーフライになる」と実体験をもとにコメント。とくに内野フライは上空の風と地上の風の向きが異なるため、処理が難しいと話す。
それでも「逆にライト方向なら風向きの影響で打球が伸びる。打者だったら本塁打が出やすいんです」とメリットもあることも強調した。
スタジアムの“地の利”を活かした試合運びにもぜひ注目してほしい。
「ABEMA バズ!パ・リーグ #6(ゲスト里崎 智也)」(2024年5月10日配信)より
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています