【パ・本塁打王&打点王】山川穂高(ソフトバンク)の印象的なプレーをプレイバック
選手の素晴らしいプレーやその瞬間にフォーカスし、読者に「圧巻のプレー」を届ける「2024タイトルホルダー」。今回は、パ・リーグの本塁打王、打点王の2冠に輝いた福岡ソフトバンクホークス・山川穂高選手の快進撃を名シーンとともに振り返る。※トップ画像出典/Getty Images
キングギア編集部 エンタメ班
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2025/01/19
7年ぶりの1試合3本塁打でリーグ独走状態に突入した26号HR
山川が1試合3本塁打、6打点の大砲を放った。今季のベルーナドーム最終戦で放った24号は、1回表・2ラン。先発・與座海人投手の高めの球を引っ張り、初回2死一塁で先取点をもたらす左越えアーチを見せつけた。
5回表の25号も2ラン。1死二塁では右腕・上田大河投手の内角直球を捉えて左翼席へ。
そして26号は7回表の第4打席目。4番手・ヤン投手からのスライダーを強振。これも完璧で26号2ランをスタンドへ放り込んだ。
この試合、自身2度目となる1試合3本塁打で、近藤健介選手らが受賞した昨年の本塁打王の数に並んだ。また、西武時代の2017年8月2日の楽天戦(メットライフドーム)以来、7年ぶりとなった。
山川は、5月までに12本塁打。6月はノーアーチと低迷したが、7月に6本塁打、8月は11本塁打と再び調子を取り戻し、後半戦も快進撃を続け、最多本塁打と最多打点の2冠を獲得した。1試合3ホーマーとなった24・25・26号は、弾みをつけた大きな転換点となった。
NPB史上70人目となる通算250本塁打を達成した32号
32号をたたき出したのは、福岡ソフトバンクホークスVS東北楽天イーグルスの第23回戦。2点ビハインドの7回裏、先頭打者として打席に入ると、相手先発・瀧中瞭太投手の投じた3球目のスライダーを強振。打球はレフトスタンドの中段に吸い込まれていった。この32号は打った瞬間、場内が歓声に包まれる確信の一発で、誰もが「文句なし」と認めたくなるほど。ダイヤモンドをゆっくりと1周してベンチへ戻ってくると球場のボルテージは最高潮に。ベンチ前でお決まりの「どすこいポーズ」を披露した後、悠々と記念ボードを掲げた。250本塁打は史上70人目の快挙で、919試合目での達成は田淵幸一(阪神タイガース)に次ぐ7番目の早さ。この本塁打はリーグ制覇を果たした2024シーズンの中でも代表的なシーンといえる。
この試合、ソロ本塁打により弾みをつけ、最終回に見事サヨナラ勝ちとなった。この豪快な一発が勝利へと導いたと言ってもいいだろう。
パ・リーグ優勝へと導いた山川は、本塁打王に。自身では2022年以来4度目の獲得となる。来シーズンから、背番号を現在の「25」から気持ちを新たに「5」に変更する。飽くなき向上心を胸に、来季もたくさんの圧巻「どすこいポーズ」を見せて欲しい。
「2024タイトルホルダー』【パ・本塁打王&打点王】山川穂高 (ソフトバンク)より
配信日:2024年12月9日
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