Gettyimages 1968804230

久保建英、強烈な左足とJリーグ最年少記録ひっさげ世界へ!欧州では右足にも磨きをかけた

躍進を続ける日本代表サッカー。「黄金世代」と評される現在のチームは、多くの選手がヨーロッパの名門クラブで主力として活躍している。しかし、スター選手たちの原点をさかのぼると、多くがJリーグで才能を開花させ、プロとしての第一歩を踏み出している。配信コンテンツ「DAZN」では、選手たちのJリーグ時代とヨーロッパでの現在のプレーを見比べ、彼らの成長過程を振り返る「Before / After」を配信中。第1回目は、スペインのレアル・ソシエダ所属・久保建英の「Before」と「After」に迫った。※トップ画像出典/NurPhoto via Getty Images

Icon %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af 1 キングギア編集部 エンタメ班 | 2025/01/18

最年少出場記録を更新!15歳5カ月1日でJリーグデビュー

久保選手は、2001年6月4日生まれ、神奈川県出身。幼少期から才能を発揮し、10歳でFCバルセロナの育成組織「カンテラ」に入団し、スペインでのサッカー生活を開始。2015年に帰国すると、FC東京の下部組織に加入する。2016年11月5日、15歳5カ月1日でJリーグデビューを果たし、最年少出場記録を更新。その後、横浜F・マリノスを経て、2019年に欧州サッカーの最高峰・スペインのレアル・マドリードに移籍した。日本代表デビューは、2019年6月9日、歴代2位の若さ18歳と5日で果たした。2021年の「東京2020オリンピック」では、代表のベスト4進出に貢献。レアルからスペインのRCDマジョルカ、ビジャレアルCF、ヘタフェCFへの期限付き移籍を経て、2022年にレアル・ソシエダに完全移籍している。

15歳10か月11日の史上最年少ゴール「自分は2列目でボールをもらうのが得意」

久保選手の「Before」は、当時15歳のJリーグ初ゴールだ。2017年4月、J3リーグセレッソ大阪U-23対FC東京U-23に出場した久保選手は、左サイドからドリブルで3人を抜き、角度のないところから先制シュートを決めた。15歳10か月11日の史上最年少ゴール記録となった。

Thumb gettyimages 1024987800
출처/Getty Images

J1初ゴールは横浜F・マリノスへ期限付き移籍時代の2018年8月。当時17歳の久保選手はヴィッセル神戸戦に出場。自陣から自ら起点となりゴール前に走り込むとパスをワントラップし左足でボレーシュートを叩き込み、17歳2か月22日でのJ1初ゴールを記録した。J1初ゴールのコメントを求められた久保は「自分は2列目でボールをもらうのが得意なので、そこで待っていたら、いいボール出してくれて、いい形で前に向けてコントロールできました」と答えている。

FC東京に復帰した2019年、久保選手は13試合に出場し4得点を挙げた。とくにFC東京でのJ1初ゴールシーンは左サイドからノートラップでのボレーシュートと、久保選手の利き足である左足のシュートが目立った。

ラリーガ2得点目は利き足でない右足からのシュート

「After」は2019年、欧州サッカーの最高峰・スペインのレアル・マドリード移籍以降だ。スペインのプロサッカーリーグの1部リーグ(通称=ラリーガ)初ゴールは、期限付き移籍のマジョルカで達成される。ここでも強烈な左足は健在。ビジャレアル戦ではペナルティーエリア外から左足を鋭く振り抜いた強烈ミドルがゴールネットを揺らした。「今まで毎晩のようにゴールを決めることを夢に見てきました。やっと大きな夢がかないました。しかしこれを続けないといけません」と流ちょうなスペイン語で語る久保選手。ファンに強烈な左ミドルを印象づけた。

マジョルカで35試合に出場し4得点を挙げた久保選手だが、変化も。ラリーガ2得点目は利き足でない右足からのシュートを決めたのだ。レアル・ソシエダに移籍した2022年シーズン開幕戦でも、ゴール前へのロングボールを左足ファーストタッチから右足ボレーを叩きこむ衝撃ゴール。久保は「監督から大きな期待を感じていますが、自分にとってはいいことです。僕を信頼してくれた監督とチームメイト、アウェーまで来てくれたファンに感謝しています」とコメントした。

圧巻だった「W杯アジア最終予選」中国戦でのA代表ゴール

久保選手の日本代表デビューは、2019年。「キリンチャレンジカップ」エルサルバドル戦でA代表デビューを飾るが、代表初ゴールは2022年6月のガーナ代表戦と道のりは長かった。

それでも、代表内で着実に力をつけてきた久保選手。番組では、2024年1月の「アジアカップ ラウンド16」バーレーン戦のゴールシーンが映し出される。Thumb gettyimages 1968804230

出典/NurPhoto via Getty Images

久保選手はペナルティーエリア手前左サイドから中央へパス。反応した上田綺世(あやせ)選手と堂安律選手が見合ったボールが相手陣に当たり、こぼれ球がゴール前でフリーの久保選手のもとへ。久保選手は左足でグラウンダーのシュートを流し込む技ありゴールを決めた。また同年9月の「W杯アジア最終予選」中国戦のゴールシーンも圧巻だった。後半、ゴール左サイドで伊東純也選手の折り返しに、久保選手得意の2列目から左足シュート一閃。ダメ押しの7点目を決めている。

これからも久保選手の豪快シュートシーンから目が離せない。


DAZN『Before / After』
タイトル:#1 久保建英 ~15歳の少年から欧州最高峰へ~
配信日:2024年12月9日(月)全10回を一挙配信
콘텐츠:日本代表選手のJリーグ時代のプレーと現在のプレーを比較し、その進化を振り返る

※記事内の情報は配信時点の情報です