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サッカー界の未来を担う!2024シーズンに誕生したネクストスターたち

2024年12月8月にすべての試合を終了したJリーグ。今シーズンも多くの若手選手が頭角を現し、彼らのスーパープレーにサッカーファンは熱狂した。来シーズンはさらなる活躍が見られると思うと、興奮が高まるばかりだ。「Jリーグシーズンレビュー 2024」#7では、元プロサッカー選手でサッカー解説者の林陵平が、次のスターになるであろう選手3人をピックアップした。※メイン画像:出典/Getty Images

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広島のDNAを受け継ぐ35番。サンフレッチェ広島 中島洋太郎

1人目はサンフレッチェ広島所属の中島洋太郎。ロス五輪世代の18歳だ。2009〜2013年に同じくサンフレッチェ広島でプレーした中島浩司を父に持ち、父の背番号だった35番を自身も背負っているのだからファンも胸熱だろう。2023年9月にプロ契約を交わした中島選手は、2024シーズンのJリーグ公式戦に出場したのはまだ十数試合。しかし、センスを感じさせるプレーやボールを持った時の優雅さには目を見張るものがある。ボールの置き所や間合いの作り方、交わし方、逆の取り方といった、1つひとつの彼の動きが「次は何をするのかな」と見ている人をワクワクさせる。ネクストスターになるだけの素質が十分ある広島生え抜きのミッドフィルダーから、来シーズンは目が離せなくなりそうだ。
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출처/Getty Images

クラブ最年少ゴール記録更新。鹿島アントラーズ 徳田誉

2人目は鹿島アントラーズ所属の徳田誉。中島選手と同じくロス五輪世代で、2024年はアントラーズユースに所属しながら2種登録でプロ公式戦に出場した17歳だ。身長186cm体重83kgの強靭なフィジカルも魅力だが、特に強調すべきは17歳6カ月27日で決めたゴールだろう。サッカー元日本代表でクラブOBの内田篤人が保持する17歳11カ月22日というクラブ最年少ゴール記録を、徳田選手はさらに約5カ月も縮めて塗り替えたことになる。その時の試合後ヒーローインタビューで、徳田選手はこう語った。
「ペナルティエリアの中で(ボールを)もらった時は、シュートしか考えていませんでしたし、トラップがあまりいい所には置けませんでしたけど、強引にでも(ゴールを)決めてやろうと思っていたので、そこができたというところは良かったかなと思います」
弱冠17歳とは思えないフィジカル能力やサイズ、機動力を持ち合わせ、ゴールのにおいを感じさせる大型ストライカーの今後に期待したい。

20点超えのJ2得点王。ジェフユナイテッド市原・千葉 小森飛絢

最後にピックアップしたのは、ジェフユナイテッド市原・千葉所属の小森飛絢。24歳という年齢は先述の2人ほど際立つ若さではないものの、林に「この選手だけは紹介させてください」と言わせたほど実力抜群のネクストスターだ。小森選手と言えば、何と言っても2024シーズンのJ2得点王だろう。2位の18ゴールを5ポイントも上回る23ゴールをマークし、堂々の1位に輝いた。この20点超えはクラブ所属選手、日本人選手としては史上初と言われている快挙だ。
小森選手が優れているのはゴール数だけではない。攻撃の起点にもなれる巧みなプレーからは、サッカーIQの高さが滲み出ている。林は小森選手の俯瞰して見る視野の広さを評しながら、「感覚的に普通の選手じゃここにパスを出さないよなみたいなものも小森は常に狙っている」と絶賛した。
そんな林が小森選手を知ったのは、林が試合解説を担当したインカレの決勝に遡る。新潟医療福祉大学サッカー部の選手として出場していた小森選手を見た林は、「あ、ちょっとこの選手違うな、上手いな」と、小森選手のプレーに光るものを感じたと言う。そのひと際存在感を放っていた選手が今では千葉で活躍し、多方面から注目されるにまで成長したのだ。そんな小森選手にエールを送るように、林は「J1ばかり見ている方は、本当にちょっと小森選手はぜひ見てほしいと思います」とコメントした。

『Jリーグ シーズンレビュー 2024』
タイトル:#7 今シーズン誕生したネクストスター総まとめ
配信日:2024年12月9日(月)全10回一挙
内容:多くのドラマが生まれた2024年のJリーグ。そんな今シーズンのJリーグを、トピックごとに徹底レビューする特別コンテンツが登場。いまJリーグを最も見ている解説者の1人、林陵平が各テーマについて深掘りし、独自の視点で語る貴重なインサイトはJリーグファン必見だ
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています