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千葉ロッテマリーンズドラフト3位/【一條力真(いちじょうりきま)】東洋大学

東洋大学の一條力真投手は、千葉ロッテマリーンズにドラフト3位で指名された。※イラスト/vaguely

아이콘 왕국 아이콘KING GEAR 편집부 | 2024/12/04

プロフィール

名前:一條力真(いちじょうりきま)
ポジション:투수
投打:右投げ右打ち
出身:茨城県
生年月日:2003年2月10日
身長/体重:189cm/82kg
経歴:石岡オリオンズ―石岡市立石岡中学校(軟式野球部)―常総学院高等学校(硬式野球部)―東洋大学

選手としての特徴

189cmの長身から投げ下ろされる最速156kmのストレートと落差のあるフォークボールを持ち味とし、東洋大学時代はリリーフを中心に起用されてきた。入団が決まった千葉ロッテが本拠地とするZOZOマリンスタジアムは「フォークボールが落ちやすい」と言われており、その魔球にさらなる磨きがかかることになるだろう。また東洋大のOBである佐藤都志也が捕手を務め、常総学院の先輩でもある鈴木昭汰が在籍している点も、一條にとっては力を発揮しやすい球団であると言えるかもしれない。プロでは最速160kmへの到達とリリーフでの活躍が期待されている。

球歴

2人の兄の影響で東幼稚園年長の時に石岡オリオンズに加入して軟式野球を始めた一條は、当初は野手としてプレーするも、小学4年生の時に投手に専念。石岡中学校に進学後も軟式野球部に所属し、中学3年生の時に県内選抜チームのオール県南入りを果たした。

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イラスト/vaguely

常総学院高校での経歴

その後は県内屈指の強豪校・常総学院に進学した一條は、1年生だった2018年の秋にベンチ入りを果たすと、2年生の秋からはエースに成長。のちに明治大学に進んだ同期の菊地竜雅らとチームを牽引し、2年連続の県大会制覇を勝ち取った。関東大会1回戦で8回2失点に抑える好投を見せるも、9回に打ち込まれて4対5で敗退。2019年の秋は先発として7試合中3試合、計31回を投げて、被安打22、8失点、防1.74の好成績を残した。

2020年はコロナ禍の影響により、春季大会や夏の甲子園大会が相次いで中止。ベスト8で打ち切られることになった茨城県の独自大会で、取手二高校や多賀高校戦で先発として登板した一條は、自己最速を更新する148kmをマークして勝利を手にし、今後の可能性を感じさせる投球を見せた。

東洋大学での経歴

2021年、当時は東都2部リーグに属していた東洋大学に進学した一條は、1年生の秋にリリーフで5試合に登板してリーグ戦デビューを果たすと、2022年春に行われた東京農業大学との開幕戦では当時の自身最速となる151kmをマーク。翌週の国士舘大1回戦で救援登板し、一條はリーグ戦初勝利を掴み取った。2部優勝を勝ち取った東洋大は、中央大との入れ替え戦に望み、一條は2試合に登板したが、2試合目には1回3分の2投げて4四死球の大乱調。3戦目にも敗れたチームは1部昇格を果たすことはできなかった。1学年上の細野晴希(現:北海道日本ハムファイターズ)らを擁する層の厚い投手事情もあって、続く2年生秋のリーグ戦では4試合、3回3分の1イニングを投げたのみにとどまったが、立正大2回戦で最速153kmを計測するなど、成長も窺わせた。

一條が3試合に登板した2023年春の2部リーグ戦で優勝を手にした東洋大は、1部6位の駒澤大との入れ替え戦に2連勝。5季振りの1部昇格を果たすと、一條は自身初の1部リーグで6試合に登板。8回3分の2イニングを投げ、防御率1.04の好成績を残し、10月17日の中央大1回戦では、1部初勝利もマークした。だが、5勝7敗の勝ち点2で最下位に沈んだチームは、入れ替え戦に進むこととなり、再び駒澤大学と顔を合わせた。4回戦までもつれた接戦は、タイブレーク方式の延長戦に突入。9回からマウンドに上がった一條は、味方の失策もあって駒大に得点を許し、マウンドでチーム降格の憂き目を味わうこととなった。

エースの細野が抜けた2024年春のリーグ戦では1試合の登板にとどまったが、大学生活最後の秋のリーグ戦には9試合に登板し、防御率1.35の成績でチームのリーグ優勝に貢献。ドラフト後に行われた駒澤大戦(10月29日)では、一條が延長10回からマウンドに上がり、好救援で味方の援護を呼び込み、3季ぶり以来9度目の2部優勝を決めた。東洋大はその後の東京農業大との入れ替え戦にも連勝。一條と岩崎峻典(ソフトバンク6位)は1部にチームを昇格させ、次のステージに進むこととなる。

出場成績

東京六大学リーグ戦

2021年秋季リーグ:5試合(0勝1敗 10回2/3 被安打11 奪三振7 四死球5 自責点5 防御率4.22)
2022年春季リーグ:2試合(1勝0敗 1回2/3 被安打0 奪三振1 四死球0 自責点0 防御率0.00)
2022年秋季リーグ:4試合(0勝0敗 3回1/3 被安打2 奪三振3 四死球0 自責点0 防御率0.00)
2023年春季リーグ:3試合(0勝0敗 4回 被安打3 奪三振6 四死球0 自責点0 防御率0.00)
2023年秋季リーグ:6試合(1勝0敗 8回2/3 被安打6 奪三振3 四死球4 自責点1 防御率1.04)
2024年春季リーグ:1試合(0勝0敗 2回2/3 被安打0 奪三振1 四死球1 自責点0 防御率0.00)
2024年秋季リーグ:9試合(0勝0敗 13回1/3 被安打6 奪三振14 四死球7 自責点2 防御率1.35)

※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)