「HEROs AWARD 2018 潜入取材!」 Vol.1 レポート編
HEROs AWARD 2018実行委員会は、12月17日にグランドハイアット東京で「HEROs AWARD 2018」を開催した。Vol.1の今記事では当日の模様をお届けする。
키쿠치 코헤이
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2019/01/26
「HEROs AWARD」は、スポーツのチカラを活用して社会貢献活動を促進すること、様々な社会問題を解決する動きを加速させ、ソーシャルイノベーションの輪を広げていくことを目的に日本財団が創設した「HEROs Sportsmanship for the future」プロジェクトの柱のひとつである。
社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートや団体に注目し、称え、支えていくためのアワードで、本年度は以下の6つの活動が表彰された。
また、「HEROs AWARD」審査員が選んだ「HEROs of the year賞」には、Being ALIVE Japanの「スポーツを通じて、長期療養を必要とするこどもたちに『青春』を」が選ばれた。
【受賞者コメント・受賞プロジェクト名】
・赤星憲広さん『Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~』 (現役時代に盗塁した数の車椅子の寄贈を開始、引退後も活動を継続)
活動を続けて16 年。まだまだできることはあるので、これからもこのような活動を続けていきますので、応援よろしくお願いいたします。この度は、素晴らしい賞をありがとうございます!
・有森裕子さん 『HEARTS of GOLD』
(途上国においてスポーツを通じた支援活動や国内でのSDGs普及に取り組む)
多くの仲間や同じ思いを持った人に支えていただいたおかげで、このような賞を受賞できました。スポーツを通して“内なる力”を育んでいくと共に、次のステップへの活動にも取り組んでいきたいです。
・飯沼誠司さん 『ATHLETE SAVE JAPAN いのちの教室』(アスリートによる「いのちの教室」の実施を通じ子どもたちに一次救命の知識と技術、いのちの大切さを伝える)
自分も幼少期にオリンピアンと触れ合った記憶は今でもはっきりと覚えている。そのような経験を、子供たちに体験してもらうと共に、陸でもライフセーバーとして、スポーツ中の事故ゼロを目指し、活動を継続していきたいです。
・長谷部誠さん 『長谷部誠 ユニセフを通じて世界の子どもたちを支援』 (日本ユニセフ協会大使として世界の子供たちを支援)
これまでの、そして現在の活動がこのように評価されて、本当に光栄です。今後もこのような活動を通して、一つの輪となるよう支援活動、社会貢献活動に取り組んでいきたいです。
・浦和レッズ(淵田敬三さん) 『浦和レッズハートフルクラブ×バンロムサイ』 (アジアの国々の子どもたちにサッカーを通してスポーツの楽しさを届ける)
実はこのような社会貢献活動にも、クラブとして力をいれています。今後も、サッカーを通じてスポーツの楽しさを知ってもらいたい。心を育む活動を地道に続けて行きたいです。
・特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(北野華子さん) 『スポーツを通じて、長期療養を必要とするこどもたちに「青春」を』
一緒にこのように活動を取り組んで下さっているチームやアスリート、支えて下さっている医療関係者の方々、長期療養中のご家族にこの場を借りて、改めて感謝申し上げると共に、この活動をより広めていきたいです。
以下は囲み取材での模様
<「HEROs of the year」受賞:特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(北野華子さん)>
――HEROs of the year 賞に選ばれての感想は?
기타노 素晴らしい活動をされている方がたくさんいらっしゃる中で、私たちはまだ年数的には浅い団体ではありますが こういった素晴らしい賞をいただけてうれしい気持ちでいっぱいであるとともに、ちょっと驚いています。
――活動のきっかけを教えてください。
기타노 私自身が長期療養生活を送っており、その間に「もう一度走りたい」「もう一度スポーツがしたい」という思いが治療を頑張る目標であり、そういった可能性を感じながら、治療をしていました。
そして、18 歳の頃に自分の病気が治って元気になったのですが、そうでないお子さん達が病気や障害と向き合っていかなければいけない中で、制限ばかりの人生ではなく、夢や希望といった可能性を、スポーツを通じて届けられたらと思い、始めました。
――今後このような社会貢献活動をより活発にしていくためにはどのようなことが必要だと思いますか?
기타노 参加してくれたアスリートが(自身のSNS等で)発信してくれることで、他のアスリートが参加するためのハードルが下がると思います。アスリートの横の繋がりをより活用していき、多くの方を巻き込んでいけるようになればと思います。
<中田英寿さん(HEROs アンバサダー)>
――HEROs AWARD2018 で受賞された 6 つの活動の中で、最も印象に残っている活動は何ですか?
中田 1つは選べませんが、例えば有森さんは、もともと活動を知ってはいたものの、具体的にどういった活動を行っていたのか、またあれほど長い間続けていたことなどは知りませんでした。
他のみなさんの活動を見ても、非常に勉強になりましたし、(去年もそうでしたが)他人の活動を知るということは、自分の活動を考える上でも非常に勉強になり、楽しかったです。
――様々な分野のアスリートが集うことによって、今後期待されている活動は何ですか?
中田 活動というよりも、自分自身も他の競技について興味があっても知る機会がありませんでしたし、また選手と出会わなければ、なかなかその競技に入っていかないと思います。
その中で、この活動を通じて、この前も広島県に一緒に行き、いろいろな競技の選手たちとの繋がりができたことでいろいろなことに興味が出てきました。
この活動が現役時代にあったら、トレーニングに対する考え方や一緒に練習することもできたと思うので、競技を超えた繋がりは非常に重要だと思います。今日は現役の選手ももちろんいましたが、もっと若い選手が多くこの場にいてくれたらいいなと思います。
――アスリートの社会貢献を広めていくために、中田さん自身がお考えになっていることはありますか?
中田 今日来ているアスリートの中でも、社会貢献活動をやってみたいけれども、どうやったらいいかがわからないという方もいたので、このHEROs AWARDという場が、そういった選手たちの解決の場になっていくと思います。とにかくこのような場で、一歩を踏み出すきっかけにしてもらうことが重要だと思います。
<赤星憲広さん>
ーーHEROs AWARD2018 での受賞についての感想は?
赤星 こんな素晴らしい賞をいただけて光栄だという気持ちと、こういった賞に選んでいただけるのは、正直嬉しい反面、このような賞をいただく目的でやり始めたわけではないので、こういった場でたくさんのアスリートの方といろいろな話ができてプラスになるので、とてもいい経験になりました。
ーー実際に会場の中ではどのようなことをお話されていましたか?
赤星 皆さんの活動についてたくさんお話をして知ることができ、こんなにたくさんのアスリートの方が、こんなにたくさんの活動をしているんだなということが知れたことが大きかったです。
ーーこの活動を始めたきっかけと、これまでの活動で特に思い出に残っているエピソードは何ですか?
赤星 きっかけは、一人の女性と出会って、その方の車椅子を作ったことがきっかけです。引退してからは、逆に自分がきっかけを与える立場になりたいなということで、たくさんの人たちの協力を得て、今は活動できているなと思います。
ーーこのHEROs AWARD に対してどのような思いがありますか?
赤星 僕自身も最初は一人でスタートさせたことであり、人数が少ないとできることも限られてしまうので、これだけたくさんの人が集まれば、膨大なものになるので、今後HEROsの皆さんと何かすごいことができるのではないかといった楽しみが大きいです。そして、僕も引き続き活動を続けていき、みなさんにも協力していただければと思います。
(있다)
社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートや団体に注目し、称え、支えていくためのアワードで、本年度は以下の6つの活動が表彰された。
また、「HEROs AWARD」審査員が選んだ「HEROs of the year賞」には、Being ALIVE Japanの「スポーツを通じて、長期療養を必要とするこどもたちに『青春』を」が選ばれた。
【受賞者コメント・受賞プロジェクト名】
・赤星憲広さん『Ring of Red~赤星憲広の輪を広げる基金~』 (現役時代に盗塁した数の車椅子の寄贈を開始、引退後も活動を継続)
活動を続けて16 年。まだまだできることはあるので、これからもこのような活動を続けていきますので、応援よろしくお願いいたします。この度は、素晴らしい賞をありがとうございます!
・有森裕子さん 『HEARTS of GOLD』
(途上国においてスポーツを通じた支援活動や国内でのSDGs普及に取り組む)
多くの仲間や同じ思いを持った人に支えていただいたおかげで、このような賞を受賞できました。スポーツを通して“内なる力”を育んでいくと共に、次のステップへの活動にも取り組んでいきたいです。
・飯沼誠司さん 『ATHLETE SAVE JAPAN いのちの教室』(アスリートによる「いのちの教室」の実施を通じ子どもたちに一次救命の知識と技術、いのちの大切さを伝える)
自分も幼少期にオリンピアンと触れ合った記憶は今でもはっきりと覚えている。そのような経験を、子供たちに体験してもらうと共に、陸でもライフセーバーとして、スポーツ中の事故ゼロを目指し、活動を継続していきたいです。
・長谷部誠さん 『長谷部誠 ユニセフを通じて世界の子どもたちを支援』 (日本ユニセフ協会大使として世界の子供たちを支援)
これまでの、そして現在の活動がこのように評価されて、本当に光栄です。今後もこのような活動を通して、一つの輪となるよう支援活動、社会貢献活動に取り組んでいきたいです。
・浦和レッズ(淵田敬三さん) 『浦和レッズハートフルクラブ×バンロムサイ』 (アジアの国々の子どもたちにサッカーを通してスポーツの楽しさを届ける)
実はこのような社会貢献活動にも、クラブとして力をいれています。今後も、サッカーを通じてスポーツの楽しさを知ってもらいたい。心を育む活動を地道に続けて行きたいです。
・特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(北野華子さん) 『スポーツを通じて、長期療養を必要とするこどもたちに「青春」を』
一緒にこのように活動を取り組んで下さっているチームやアスリート、支えて下さっている医療関係者の方々、長期療養中のご家族にこの場を借りて、改めて感謝申し上げると共に、この活動をより広めていきたいです。
以下は囲み取材での模様
<「HEROs of the year」受賞:特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(北野華子さん)>
――HEROs of the year 賞に選ばれての感想は?
기타노 素晴らしい活動をされている方がたくさんいらっしゃる中で、私たちはまだ年数的には浅い団体ではありますが こういった素晴らしい賞をいただけてうれしい気持ちでいっぱいであるとともに、ちょっと驚いています。
――活動のきっかけを教えてください。
기타노 私自身が長期療養生活を送っており、その間に「もう一度走りたい」「もう一度スポーツがしたい」という思いが治療を頑張る目標であり、そういった可能性を感じながら、治療をしていました。
そして、18 歳の頃に自分の病気が治って元気になったのですが、そうでないお子さん達が病気や障害と向き合っていかなければいけない中で、制限ばかりの人生ではなく、夢や希望といった可能性を、スポーツを通じて届けられたらと思い、始めました。
――今後このような社会貢献活動をより活発にしていくためにはどのようなことが必要だと思いますか?
기타노 参加してくれたアスリートが(自身のSNS等で)発信してくれることで、他のアスリートが参加するためのハードルが下がると思います。アスリートの横の繋がりをより活用していき、多くの方を巻き込んでいけるようになればと思います。
<中田英寿さん(HEROs アンバサダー)>
――HEROs AWARD2018 で受賞された 6 つの活動の中で、最も印象に残っている活動は何ですか?
中田 1つは選べませんが、例えば有森さんは、もともと活動を知ってはいたものの、具体的にどういった活動を行っていたのか、またあれほど長い間続けていたことなどは知りませんでした。
他のみなさんの活動を見ても、非常に勉強になりましたし、(去年もそうでしたが)他人の活動を知るということは、自分の活動を考える上でも非常に勉強になり、楽しかったです。
――様々な分野のアスリートが集うことによって、今後期待されている活動は何ですか?
中田 活動というよりも、自分自身も他の競技について興味があっても知る機会がありませんでしたし、また選手と出会わなければ、なかなかその競技に入っていかないと思います。
その中で、この活動を通じて、この前も広島県に一緒に行き、いろいろな競技の選手たちとの繋がりができたことでいろいろなことに興味が出てきました。
この活動が現役時代にあったら、トレーニングに対する考え方や一緒に練習することもできたと思うので、競技を超えた繋がりは非常に重要だと思います。今日は現役の選手ももちろんいましたが、もっと若い選手が多くこの場にいてくれたらいいなと思います。
――アスリートの社会貢献を広めていくために、中田さん自身がお考えになっていることはありますか?
中田 今日来ているアスリートの中でも、社会貢献活動をやってみたいけれども、どうやったらいいかがわからないという方もいたので、このHEROs AWARDという場が、そういった選手たちの解決の場になっていくと思います。とにかくこのような場で、一歩を踏み出すきっかけにしてもらうことが重要だと思います。
<赤星憲広さん>
ーーHEROs AWARD2018 での受賞についての感想は?
赤星 こんな素晴らしい賞をいただけて光栄だという気持ちと、こういった賞に選んでいただけるのは、正直嬉しい反面、このような賞をいただく目的でやり始めたわけではないので、こういった場でたくさんのアスリートの方といろいろな話ができてプラスになるので、とてもいい経験になりました。
ーー実際に会場の中ではどのようなことをお話されていましたか?
赤星 皆さんの活動についてたくさんお話をして知ることができ、こんなにたくさんのアスリートの方が、こんなにたくさんの活動をしているんだなということが知れたことが大きかったです。
ーーこの活動を始めたきっかけと、これまでの活動で特に思い出に残っているエピソードは何ですか?
赤星 きっかけは、一人の女性と出会って、その方の車椅子を作ったことがきっかけです。引退してからは、逆に自分がきっかけを与える立場になりたいなということで、たくさんの人たちの協力を得て、今は活動できているなと思います。
ーーこのHEROs AWARD に対してどのような思いがありますか?
赤星 僕自身も最初は一人でスタートさせたことであり、人数が少ないとできることも限られてしまうので、これだけたくさんの人が集まれば、膨大なものになるので、今後HEROsの皆さんと何かすごいことができるのではないかといった楽しみが大きいです。そして、僕も引き続き活動を続けていき、みなさんにも協力していただければと思います。
(있다)